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コーポレートメッセージ

トップインタビュー

「世界」で勝てるモノづくり・ヒトづくりをめざして
ポーラ化成工業のビジョン、これからの将来展望、可能性、夢、などについて三浦社長が語ります。

ポーラ化成工業とは
──ポーラ・オルビス グループにおけるポーラ化成工業の役割とは?
近年、お客さまのご要望はますます多様化してきています。そうした市場環境に対応するため、グループでは「マルチブランド戦略」に取り組んでいます。これは、多様なブランド、多角化された販売チャネルを持つことによって、それぞれのブランド、チャネルに最適な商品・サービスを提供して、より多くのお客さまにご満足をいただけるよう事業展開をしていく、というものです。
ポーラ化成工業は、グループの中で唯一、化粧品の研究、生産を担っている会社ですから、研究開発部門では「新しい価値づくり」、生産部門では、お客さまに信頼して使っていただける「モノづくり」が主なミッションとなります。つまり私たちは、この2つの観点から、グループの「マルチブランド戦略」を推進していくという責務を負っているのです。
では具体的にはどうかと言うと、グループの事業会社と連携して、それぞれのブランドのお客さまが何を最も求めているかを把握して、また、時には先取りをして、それを研究や商品開発に反映すると共に、生産で商品として具現化していかなければなりません。それがポーラ化成工業の最も重要な役割だと思っています。
「モノづくり」のこだわり
──「新しい価値づくり」「新しいモノづくり」について
ポーラ化成工業では、「新しい価値の創造を通じてお客さまへ喜びや感動をお届けする」を企業理念に掲げていますが、これは、私たちグループの創業者、鈴木忍の想いを、現在まで脈々と受け継いだものです。
鈴木忍は、技術者として「厳しい生活のため手が荒れてしまった妻への労り」から独学でクリームを作り、またその後も、新しい処方、製法を次々と開発し、それまでにない感触や効果実感のある高品質な化粧品開発に邁進しました。そしてさらに、その良さを「お客さまに直接お伝えしたい」という想いから、訪問販売という業態で化粧品事業を始めたのです。それらは、今日のグループの礎となっています。私たちポーラ化成工業は、そうした創業者の想い、そして、それに続く先達の方々が今まで作り上げてきた技術やノウハウを引き継ぎながら、「新しい価値づくり」「新しいモノづくり」に挑戦し続け、常に業界初、世界初を目指したいと思っています。
事業展開ビジョン
──ポーラ化成工業の今後の方向性とは?
現在、私たちポーラ・オルビス グループでは、長期ビジョンとして、「2020年にグループの売上2500億、そのうち20%を海外で」を掲げています。H2Oとジュリークという2つの海外会社をグループに加えた事により、2014年12月現在、海外売上率が12~13%のところまで来ています。今後は、ポーラやオルビスの海外展開をいかにスピードアップしていくか、そしてH2Oとジュリークの成長をどう後押ししていくのかが求められています。
そのようなグローバルでの厳しい競争に勝ち抜くため、私たちポーラ化成工業は、2013年に「スキンケア・ベースメーク品を中心にした得意分野に集中する」という決断をしました。そして、この分野の研究に注力すると共に、抜本的な生産効率の向上と収益構造の強化を狙い、2014年9月に国内の製造体制を袋井工場1箇所へ統合いたしました。
今後は、この方針に基づき、研究も生産も徹底的に強化していきたいです。創業者から続く先達の方々が作り上げてきた技術やノウハウをベースに、「さらに差別化した技術」を磨き、「さらに効率的なモノづくり」を進めていきたいと考えています。
──「新しい価値づくり」の具体的な注力点について
そのために、現在、研究開発部門については「エイジングケア」「ホワイトニングケア」などの重点研究領域を設定し、資源を集中投下しています。既にこれらの研究から、独自成分の開発や、斬新なコンセプトの発見など、様々な成果が生まれています。また、私たちポーラ化成工業の仕事は、ただ単に商品を提供するだけではありません。「なぜそれが他社と比べて優れているのか」、「効果・効能の実証とともに、どういう科学的な裏付け、データや理論があるのか」を重要視しています。なぜなら、これらがあってこそ、ポーラレディの方々ご自身が納得されて、他社より優れているとの自信を持ってお客さまにお届けできるからなのです。
また、オルビスに代表されるように、ポーラだけでは獲得できないお客さまを、別チャネル、別ブランドで展開していくにあたっても同様です。ポーラで培った開発力、技術力を駆使して、それぞれのチャネル、ブランドに合わせ、他社では真似できない商品を提供しています。
今後はさらに、私たちの商品を使っていただいたお客さまに「驚きや感動」「即効効果実感」をお届けすることを目指し、「新剤型研究」により注力していきたいと考えています。剤型(製剤)の技術開発においては「実用化」「量産化」の技術、ノウハウが非常に重要です。研究室でいくら素晴らしいものが出来ても、生産現場で同じ品質のものが作れなければ全く意味がありません。私たちポーラ化成工業は、「研究」と「生産」の両機能を備えていることの強みを最大限に活かし、研究と生産を繋ぐ実用化の技術を磨いていきます。両機能を持つからこその「新しい価値」をこれからも生み出し続けていきたいですね。
 
──「新しいモノづくり」の具体的な注力点について
今後、グループが海外に大きく展開していく上では、差別化した技術、研究開発力に加えて、どのくらいの原価でモノづくりができるかといういわゆる「コスト競争力」でも他社に負けられません。このことは海外での競争の要となる部分です。
工場統合により、生産効率の向上と収益構造の強化に向けた基盤はできました。ただ、それだけで世界で勝てるコスト競争力が付いたわけではありませんから、ここ数年、新製品のコスト設計力を強化するために、「モノづくり」の川上となる新製品開発において仕事のやり方を改革しています。そしてその成果は徐々に現れてきています。一方、「モノづくり」の現場である生産においては、引き続き、生産性を上げるための設備投資や品質コントロールのための投資を行いますが、それに加えて、今後は、「最適な生産のあり方」について改めて検討したいと思っています。ムダな在庫や廃棄を生まないモノづくりとは何か?より安く作るためにはどうすれば良いのか?メーカーとしては継続的に取り組むべき課題です。究極の目的は変わらないですが、その方法は状況により変えていく、それが成長の鍵です。
 
──「世界で勝つ」ために一人ひとりがどうすべきか
これまでお話をしたのは、ポーラ化成工業の企業としての「戦略」の部分となりますが、グローバルで勝ち抜いていくためには、私たち一人ひとりが「世界で勝つための仕事をする」こと、日々の仕事の中でそれを意識する事が重要だと考えています。
たとえば研究であれば、IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)の賞を獲るという目的があります。IFSCCは化粧品技術者にとってオリンピックのような大会ですが、参加するだけにとどまらず、参加したからには必ず賞を獲ろうということで取り組んでいます。やるんだったら必ず世界で勝つ仕事をしようと。世界で戦うのは研究に限った話ではありません。私たちの生産した商品は世界中に輸出され、世界の化粧品会社の商品と競い合っています。「世界で勝つための仕事とは何か?」それを一人ひとりが考えること。生産というのは集団でひとつの製品をつくり、その品質を安定保持していかなければいけないというミッションが大前提としてありますが、その中でも、ひとりひとりが感受性を高めて、常にもう一つ、「なぜだろう」を掘り下げていく。日頃からの「一つの改良」「一つの改善」の積み重ねが結果として大きな差になります。そうした継続した努力こそが世界で勝つための仕事につながると確信しています。
人材育成にかける思い
──「ヒト」の育成について想うこと
ポーラ化成工業では、人材のザイを財産の「財」にして「人財」としています。企業にとって一番大切なのは「ヒト」である、という意味です。企業の競争力は商品やサービスによって評価されることが多いですが、それを持続的に支えるのは、私たち一人ひとりの心構えと行動です。言い換えますと、「ヒト」が競争力の源泉となっている訳です。
私たちは、日々、「新しい価値づくり」「新しいモノづくり」に挑戦していますが、これらを通じて、一人ひとりが成長していく、成長していると実感できる、そうした環境を作っていきたいですね。やはり、日々流す汗にこそ価値があり、必死になって考え抜き、最後まで泥臭く頑張り通したことが、その人の血となり肉となると信じています。 またその時に、ぜひ、意識して欲しいことがありまして、1つ目は、常に目的を意識すること。目的が明確でないと、今やろうとしている事が正しいかどうか判断できませんから。
2つ目は、専門性をもって掘り下げていくミクロな視点と、全体観をもって俯瞰するというマクロな視点の両方で物事を見ることです。そうすることにより、真の目的が見えるはずですし、今までの手段や継続してきたことにとらわれることなく、新たな方策が見えてくる可能性があります。
そして、3つ目は、行動することです。何事もぜひ行動に移して欲しい。行動すれば何かが変わります。会社を変える、成長させていくのは、会社の中に身をおく私たち一人ひとりの意志・行動でしかありません。それで、もし失敗があっても下を向かず、今までしたことがないことに、上を向いてどんどん挑戦して欲しい。挑戦することを奨励し、報いる、そうした環境を作るのが私の仕事だと考えています。
将来への夢
──最後に、三浦社長のこれからの夢、展望について
私自身も含め、縁あってこの会社に入って仕事をさせていただく状況の中で、従業員の一人ひとりが安心して、全力で、眼を輝かせて仕事ができるような会社にしたいということは常に思っています。従業員が安心して働けるということを考えた時、ポーラ化成工業が永続的に存続発展していく、大前提としてそうした環境を作らなければならない、という想いがあります。そのために何より大切なことが信頼関係です。ポーラ化成工業とお客さま、ステークホルダーとの間もそうですし、社内も同様です。ひとつの目的を共有して仕事をするときに、上司と部下、先輩後輩、仲間、お互いの信頼関係がなければ絶対にできないということが多々あります。私ももちろん仲間や部下を信頼していますし、それがちゃんと伝わるように気をつけています。頭ごなし、杓子定規に、こう決まってるからこうだ、これは駄目、あれは駄目、というのはいけませんね。
私自身、仕事に対しても、人に対しても、誠実に、全力で向き合うように心掛けていますが、信頼関係は、そうした事の積上げからしか築くことができないと感じています。信頼関係があれば、自分たちが本当に思っていることをぶつけ合い、必要に応じて侃侃諤諤、議論をすることもできます。そして、それで決まったら、明確に一つになってやっていく、そのような企業でなくてはならないとずっと思っていますし、そうした信頼関係に裏打ちされた組織、会社は強いと思いますね。
従業員の一人ひとりが、仕事で充実した毎日を過ごし、仕事を通じて成長実感、達成感を存分に味わえる。ポーラ化成工業をそうした会社にして、次世代へバトンを渡したいです。

Profile
三浦 卓士(みうら たかお)
ポーラ化成工業株式会社 代表取締役社長
1984年 株式会社ポーラ化粧品本舗(現 株式会社ポーラ)入社。同社 執行役員、取締役、ポーラ・オルビスHD 常務取締役を経て、2013年 ポーラ化成工業株式会社 取締役副社長、2015年1月より現職。
座右の銘は「敬天人愛」。ぶれない仕事観のもと、個人と企業の成長実感のマッチングを目指す。

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