トップページ > 化成人 > File.4 山下 大輔

新生産システムと、装置の開発から導入に成功

今までの経歴と、現在の仕事は何ですか。
私は2003年に入社し、最初の2年間は、生産設備課で化粧品の生産ラインの設備保全業務に携わりました。その後現在の技術開発センターで、設備技術の観点から化粧品生産技術の開発に携わってきました。
現在は製品開発部の技術開発センター 生産構造改革チームに所属し、主に2つの業務に従事しています。
・生産構造改革プロジェクト…前身のプロジェクトチームから引き続き4年間活動しています。3年間の開発期間を要して実現した、新生産システムを機軸に、静岡・袋井両工場の生産構造を刷新する改革業務の企画立案~実行まで実施しています。
・グループ海外企業との協同プロジェクト…2011年からポーラ・オルビスグループに仲間入りした、H2O PLUS社の生産工程効率化に取り組んでいます。現地(アメリカ・シカゴ)技術者と生産現場の改革をすべく、さまざまな施策を提案し実行しています。
これまでの仕事の成果を教えてください。
独自の新生産システム構想を立案し、抜本的な合理化を実現する生産システム&装置開発・導入を実現しました。このシステムは、現状の生産方法に捉われず、今までとは違った仕組みで「一から」化粧品生産の理想像を追い求め、実現したシステムになります。
生産におけるムダ・ロスを極限まで排除した新たな生産システムの技術確立により、品質面でも優れた生産を実現しつつ、最少人員での生産運営が可能となりました。また、この新生産システムによって、オーダーに対する迅速な対応が可能となりました。これにより、仕掛品在庫の低減や作業工数の低減による人件費抑制につながり、経営に貢献するシステム構築となりました。
そして新生産システムの最大の魅力は、発展性にあります。昨年の初号機導入から本年は3代目へ拡大し、さまざまな剤型への対応力や台数の増設などへ発展させてきました。今後も工場の主力生産として拡大していく計画があります。本システムを支える基盤技術の構築により、今後の生産運営を担う新たな価値を創出することができました。
達成した時の心境や、苦労したエピソードは。
私の入社時からの夢は、『世の中にない化粧品生産システムを造る』ことです。そしてそれが実現した今は、まるで我が子を見守るような心境です。機械(設備)がかわいくて仕方なく、もっと良くしたいという欲が生じるとともに、今後の成長(発展性)を期待する、まるで親の気持ちに似た心境になるのです。
一番の苦労は、『イノベーションの実現』というテーマです。経営層から求められたこのテーマの実現のため、メンバーで毎日遅くまで、休日も返上して構想を組み立てたことや、技術課題に取り組んだことを今でも忘れません。
仕事で大事にしていることまたはモットーは。
私が大事にしていることは『誰もやったことのない新しいことに挑戦する』です。
新生産システム開発業務を通じて私が得たことは、自分の思考や周りの一般論から脱却し、一見「無理だろう」というようなことへの挑戦がとても重要であるということでした。なぜならば、新しいことを実行するためには、解決しなければならない技術課題や、周囲の合意形成に相当なパワーを必要とします。そのため、難しい局面になると不可能な理由付けをいろいろと並べてしまいがちです。しかし、可能性ある限り前進することにより、今まで見えなかった「新たな知見」を発見し、そこからまた新しいアイデアが浮かび上がってきます。このサイクルを回すことで、さらに新たな知見や先見的視野が広がり、良好な業務遂行と自己成長が実現できるということを、入社から今までに諸先輩方や仕事を通じ勉強をさせてもらいました。環境変化の激しい昨今、現状維持ではなく、常に前進する姿勢・行動が重要であると実感しています。
大変なところ、やりがいを教えてください。
・正解がないこと…大変であり、楽しいことでもありますが、私の業務は自分で「正解」を導く(創る)ことができる仕事です。技術開発や工場の方向性など、企画立案~開発、さらには実行まで携わります。これだけ多岐にわたる業務は社内でもほかにはないのではないでしょうか。今回の新生産システムの開発では『1名で製造~充填までやってしまおう』というコンセプトや、それを実現する設備構成や運営する人財の育成に至るまで、自分たちの意思を反映することができました。関連部署への説明や経営層との合意形成など、いくつも越えなければならないステップはありますが、自らの考えを技術や工場の方向性として導けることに、とてもやりがいを感じます。
・考え(アイデア)がカタチになる…技術開発や設備開発の魅力は「考え(アイデア)がカタチになる」ことです。私はさまざまなテーマに取り組む際、机上での構想設計がとても重要であると考え、費やす時間も多いです。そこから自分の思い描く完成した時のイメージを膨らまし、方策論まで落とし込み、システムや設備構想を創り上げます。特に、設備開発業務は数千万円~数億円という多額の予算を執行します。そのため大変責任があることも事実ですが、理想とする自分の考えを設備や技術、またはシステムとして目に見える「カタチ」に表現できた時、自分が造った設備で製品ができ上がる時にとても達成感を得られます。苦労した最後にこの思いを味わうために、日々の業務に取り組んでいます。
必要なスキルや技は何ですか。
一つは、物事の本質を知りたいと思う「探究心」が大切。そして、その本質を得るための分析力やものの考え方、そこからの理解や解釈が技術者の個性をつくると考えています。
もう一つは「行動力」。何事もやってみることが大事だと思います。あまり頭でっかちになり机上で時間を費やし悩むぐらいなら、とにかく行動を起こし、仕事を前に進めることで方策が見つかることも多々あると思います。思い立ったら即行動! あとでやろうと思った時は絶対にやらないし、実現しないことが多く、私は常日頃このことを肝に銘じています。
仕事で使う道具や愛用品はありますか。
「技術ノート」と「筆記具」です。新しいアイデアを思いついた時、新規技術・設備の構想を練る時、複雑な事象を整理する時にノートへ書きとめることを大事にしています。PCでの作業が多い現在、字を書く機会が激減しましたが、私は考えごとがあると、PCに向かって作業するより、字や絵を書くことで頭の中を整理します。ですので、その時々で書きやすい筆記具を常に携帯しています。
休みの日に文具屋さんへ行くと、ついつい立ち寄って新製品を見たり、試したりといったことが趣味になっています。ちょっとしたことですが、私の業務スタイルの中で結構重要なポイントです。
目標、または夢はありますか。
・生産構造改革を完遂し、世界一の化粧品工場に変革していく
・世の中にない、新しい技術を創出していく

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File.5 袋井工場 包装課 神谷 美津子

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