トップページ > 化成人 > File.5 神谷 美津子

徹底したルールの作成・浸透・実行により作業の効率化とコストダウンを実現

今までの経歴と、現在の仕事は何ですか。
入社して20年以上が経過しましたが、入社から現在に至るまでずっと工場の包装課という部署に所属し、製品の包装工程に携わってきました。
20代の頃は、生産ラインの設備操作や作業者への作業指導、仕上げた製品の品質管理、効率的な生産方式・コストダウン策の考案などを任され、モノづくりの基礎となる仕事を徹底的に覚え、約10年以上、ライン責任者としてスキンケア品からメーク品までのモノづくりを経験してきました。30代に入ってからリーダー職に就くようになり、産休を挟みつつ、ここ5、6年はさまざまなグループのリーダーをやらせていただいています。現在では包装課スキンケア品のグループリーダーとして、約40人以上いるエリアの総括者となりましたが、入社以来ずっと変わらずモノづくりの仕事に関わっています。
これまでの仕事の成果を教えてください。
生産性向上を狙ったモノづくりをするために、さまざまなコストダウン策を実行し、企業に貢献してきました。作業動作の一つ一つを分析し、作業のムダ・ムラを排除することで効率的な作業方法を見つけるのです。効率的な作業を生み出すためには、作業周辺の環境も同時に考えなければいけません。作業者に対し、どの位置に材料が配置されるのが良いのか?どちらの手で材料を取るのか?ある一定のスピードを出すための動作をどう行うのか?スピードだけでなく品質を保証した作業方法であるか?作業者が替わることによって起こるムラをどう解決するか? 細かいようですが、ここまでを視野に入れ考えることでやっと、効率的な作業が完成するのです。どの製造企業も低コストでのモノづくりは永遠のテーマであり、我が社も同じです。永久的に考え継続していかなければならないテーマです。
達成した時の心境や、苦労したエピソードは。
包装課という部署は大所帯で、約150人以上の従業員が所属しています。社の経営方針に連動させた課目標を毎年掲げますが、実行すべき施策を全所属従業員に説明し理解を得ることは、かなりのエネルギーが必要です。できるだけ分かりやすく、噛み砕いた内容に変化させ、説明に取り掛かります。時には複数回説明を行う場合もありますが、この行為がのちに大きな力へと変化します。この大所帯が同じ方向を向き、一斉に動き出す時に大きなパワーが生まれ、必ず目標達成を実現できる力に変わります。この力が集結した時こそ、より一体感が感じられ、苦労が吹き飛ぶ瞬間なのです。そして、結果も必ずついてきます。時間がかかるものもありますが、達成感は十分あります。
仕事で大事にしていることまたはモットーは。
「初心忘るべからず」という言葉を大切にしています。初めて社会人として働き始めた入社当時から一人前になるまでに、たくさんの事柄を上司・先輩から教わりました。あの頃は、何でも吸収し早く仕事を自分のものにしよう、分からないことは恥ずかしいと思わず何でも質問し理解しよう、というやる気と素直な気持ちに満ち溢れていました。あの頃持っていた熱意は、これからも変わらず持ち続けていきたいと思います。 また同時に、仕事を熟知していく過程でおごりが出ないようにすることも注意すべき点です。まだまだ習得すべき技術・技能はたくさんあり、教えてもらう機会もあります。今後も謙虚且つ、誠実な態度で仕事に取り組みたいと思います。
大変なところ、やりがいを教えてください。
品質を保証したモノづくりを行うために、いくつもの工程を経て製品ができあがります。この工程作業で必要なものが、作業ルールです。生産現場には、誰もが作業を間違いなく、確実に実行するためのルールがたくさんあります。このルールは長い年月をかけ、作り上げてきたものです。目的は何か?どのようなルールが現実的で実際に現場で使用できるものか?無理なく継続して行えるルールなのか?誰もが理解できるルールであるか?1つのグループ内だけでなく、すべてのエリア共通で使えるか?などに常に留意し、ルールを作ります。活用できるルールを作ることは容易ではなく、その過程にはルールの試行期間や修正が幾度となく入り、完成までに時間を要する場合もあります。また、このルールを作業者に浸透させ、維持・定着させることもかなり大変です。しかしこの作業ルールがあってこそ、安定した品質・コスト・納期を守れるのです。
モノづくりは生きています。生産状況は刻々と変化し続けるので、その変化に対応し続けなければなりません。ルールも同じく変化が必要です。生きたルールにするためにも、ボリュームはありますが、見直し、変化し続けることにやりがいを感じています。
必要なスキルや技は何ですか。
メンバーの成長を支援するためのマネジメント力です。
リーダーという立場は、ヒトのマネジメントを行う仕事のウエイトが高くなります。
まず個人のスキルに合った仕事を設定し、仕事のやり方・進め方を実業務の中で導いていきます。時には相手を褒め業務の成果を称えたり、活動が思うように進まない時や路線がズレそうな時は再度進め方を検討したり、軌道修正のアドバイスを行います。個人の力を十二分に発揮出来る場を与え、個人の成長を支援していくためには、マネジメント力が必要です。
またメンバー個人からの相談に乗ったり、面談を行ったりしながら十分にコミュニケーションを取り、個人の性質をしっかり把握することも大変重要なポイントとなります。
仕事で使う道具や愛用品はありますか。
まずは、メモ用紙です。生産途中で発生した不具合の調査時は、実際に発生した現場に出向き、担当した作業者にヒアリングを行います。その際、必要な聞き込みをメモに取り、後ほど情報をまとめます。時には複数の不具合が同時に発生することもあるため、メモは常に持ち歩き、収集した情報を忘れないように書き込みます。
もう一つは電卓です。日々生産の進捗を確認するために、電卓を片手にラインを渡り歩いています。生産が予定通りに進んでいるか?遅れがある場合はどのくらいの時間か?遅れを取り戻すためには、どれくらいの時間がかかるのか?また生産品の不良率なども計算します。
どちらも特別な道具ではありませんが、入社当時からよく使用しているものです。
目標、または夢はありますか。
ヒューマンエラーに起因する不具合発生を、極限まで減らすことが目下の目標です。いくら効率的な仕事をしても、ひとたび不具合が発生してしまえば企業としてはマイナスです。まして、それがお客さまに影響を及ぼすような事態に発展することは、絶対に避けなければいけません。
決められた仕事をルール通りに行う。当たり前のことですが、これこそがキーポイントなのです。時間がなくてできなかった、忙しくてできなかった、思い込みでルールを怠ったなど、不具合が発生した後は必ずメンバーが後悔する場面に遭遇します。そのような後悔をしないためにも、ルールを徹底していきたいです。
我が社には、「品質のオキテ」という品質の常識を教訓的な言葉に表したものがあります。その中に次のような一文があります。「目的を理解し仕事をします。」 この仕事こそ、自分が理解することによって自分の中に"仕事"がしっかり落とし込まれるのです。この言葉通りの仕事をメンバー全員で実践し、不具合撲滅に向けてモノづくりを続けていくことが、私の夢です。

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File.6 Jurlique International Pty. Ltd
Technical Development Group 小林 和法

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