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研究ルポ

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お客さまへの満足を提供するために研究員は日々研究活動に励んでいます。
そんな研究員たちに、研究成果を直接聞いてみました。

美白研究の新たなステージ ~セルフクリア機能~

Q.新しい美白研究のステージとは何ですか?

 

「今までの常識と異なる全く新しい美白を創りたい!」それが私の強い想いでした。これまでは、メラノサイト(メラニン合成細胞)のメラニン合成をいかに「抑制」するかというアプローチ方法が美白研究の主流でありました。しかし、今回私たちは、「抑制」とは全く異なるアプローチとして、肌が本来持っている力である「セルフクリア機能」に着目した全く新しい美白アプローチを見出しました。

 

Q.セルフクリア機能を見出したきっかけは?

(図1)IFSCC最優秀賞受賞の瞬間 (図2)南アフリカでの一コマ

我々は60年以上に渡り美白研究に取組んでおり、特にメラニンを「抑制する」ことに関しては非常に高い技術を有しています。この分野での研究成果で2012年にアフリカで開催された国際化粧品技術者会連盟世界大会(IFSCC)にて最優秀賞を受賞しました。数十年に及ぶIFSCCの歴史の中で美白研究での受賞は世界で初めてであり、まさに世界に認められた瞬間だと思いました。しかし、その一方で「これ以上抑制による美白研究には発展が期待できないのでは・・・」という大きな悩みも感じ、学会終了後に美白研究を一から考え直すためアフリカ大地への旅に出ました。アフリカは人類発祥の地と言われており、この地から我々人類の祖先は世界各地に旅立って行きました。私はアフリカの地でヒトの逞しさや力強さを改めて感じ、このヒトの力を最大限生かした美白ができるのではないかという気づきを得たことで、自らを美白する「セルフクリア機能」の発見につながったのです。

Q.セルフクリアとはどういう機能でしょうか?

(図3)電子顕微鏡写真 (図4)表皮断面図

メラノサイトで作られたメラニンは周囲の表皮細胞に受け渡されます。肌底にある表皮細胞では受け渡されたメラニンの粒を集めて大きな塊(メラニンキャップ)をつくります。このメラニンキャップがシミや色むらなど見た目の変化に大きな影響をもたらします。 ところが、このメラニンキャップは、表皮細胞の成熟化に伴い肌表面に近づいていくと見えなくなっていきます。なぜこのような事が起こるのか?我々の研究によって、表皮細胞は、メラニンキャップを分解、そしてメラニンキャップの大本であるメラニンの粒自体も見えなくしていく・・・・そんな力があること、そしてその詳細な仕組みを見出しました。つまり、我々の肌は自分自身を美白する力をもっていると言えるのです。この力を我々はセルフクリア機能と名付けました。

Q.セルフクリア機能を高める方法はありますか?

(図5)SCリキッドの表皮細胞への効果

我々はこの自ら美白する力=セルフクリア機能を高める素材も開発しています。それがビワ葉の成分から作られたSCリキッドという成分です。このSCリキッドを添加することで、表皮細胞に存在している真っ黒のメラニンキャップの塊が分解されるだけでなく、メラニンの粒ひとつひとつも自体も減らしていることが確認できます。

Q.今後の研究展開について教えてください

 

今までの「メラニンを抑制する美白」に加え、「肌の美白力を高める美白」によって、我々の美白はまた大きな進化を遂げたと考えています。今後はどのような美白のアプローチが可能となるのか・・・また新たな悩みを抱えて次の道を考えていきたいと思います。

 
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